クレープ移動販売をしていた友人H君の話

実家に戻ってくると、高校時代の友人のうわさも耳に入ってくるようになります。

H君は中学・高校といっしょで、一浪して中堅私立大学の理工学部に進学しました。就職は一部上

場のサービス業の会社に入社。理工学部出てなんでサービス業なの?と驚いた記憶があります。

就職活動の時代はバブルが終ったぐらいで、まだまだ学生の売り手市場でした。

そのあと、同業界の会社に2回ほど転職し、2016年クレープの移動販売を始めました。

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去年、H君から「クレープ移動販売で生活する」という相談を受けました。

その時のH君のクレープ移動販売の事業計画は以下のとおりです。

①売上月間       520,000円     (平日8,000円×4日+土日50,000円×2日)を4週
②原価          156,000円     (原価30%)
③出店料          52,000円            (売上10%) スーパーの駐車場で販売
④その他費用      100,000円     (ガソリン代・消耗品・電気代・予備費用)
⑤利益          212,000円

初期投資の大部分を占めるクレープを販売する車代300万は自己資金で購入。

起業の動機は「サラーリーマンのストレスから解放されたい」でした。

この話を聞いた時H君は、すでに会社を辞めており相談というより私に背中を押してほしいという

感じでした。友人としては、何点か事業計画のリスク部分・気になる点を指摘しました。

しかしすでにH君は、クレープ移動販売をやる気でいましたから「まずはやってみてる。」という

言葉で相談を終わらせました。

あれから1年、先日H君から連絡がありました。

クレープ移動販売を辞めるから、クレープ移動販売車を買わない?という内容です。

H君はクレープ移動販売で生活する事を諦め、もう一度就職先を探すとのことです。

H君の夢はなぜ破れたのでしょうか?

クレープ移動販売が成功しなかった主要因は「売上が計画どおり確保できないからです」。

移動販売なら常にイベントに参加すれば、売上は確保できたのでしょうが、毎回大きなイベントに

出店できるとは限りません。

最後は平日2,000円土日15,000円ぐらいしか売上が確保できなかったそうです。

また天候にも左右されます。大雪にでもなれば売上はないでしょう。月間152,000円ぐらい

です。原価30%出店料10%引けば91,200円です。移動時間準備時間を含め1日12時間

以上働いていたそうです。以上がH君がクレープ移動販売をやめた理由です。

しかし、私はH君の事業計画には、もう一つ見落としが有ったと感じています。

それは、次回に書きます。

今回の学び

「お金を得る手段としてのアルバイトのメリットは、働いた時間は必ずお金になることです。」

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クレープ移動販売をしていた友人H君の話」への2件のフィードバック

  1. 名無しの権兵衛

    こちらの記事を拝読して思い出したのですが、先日仕事帰りに夕食を
    買いに行くため電車を降りて駅を出たところ、駅前の歩道沿いに小さな
    屋台風のトラックが止まっていました。
    トラックの手前には、小さなクレープの看板が。
    歩道を歩きながらふとトラックの中に目をやると、腕組みをして座って
    いる中年の男性と目が合いました。
    これが土曜や日曜の昼間などならわかるのですが、平日の24時近くです。
    しかもこの冬の真っただ中、あたりには人影もありません。
    あの男性が何を思ってクレープの移動販売を始めたのかは知りませんが、
    どう考えてもこんな場所で売れるわけがなかろう?商売人でない私でも
    わかることなのに、どうして気づかないのだろうか、と思いました。

    返信
    1. 好歩生自 投稿作成者

      こんにちは。
      コメントありがとうございます。クレープ屋さんの感想読みました。そのとおりだと私も思います。独立起業は、なかなか難しいものです。このサイトでも述べていますが、独立・起業するなら「本当に自分の大好きな事」で独立起業すべきというのが私の考えです。
      好きな事なら頑張れるからといのが単純な理由です。

      ストレスを減らしお金を稼ぐならアルバイトが一番優れていると思います。この中年男性のクレープ屋さんはどのような理由でクレープ屋を始めたか私にはわかりません。でも売上が上がらず生活できなくなればきっとクレープ屋を辞めるでしょう。そして次に生活の糧を得る方法を探すと思います。その時、アルバイトでも工夫と努力しだいでは「正社員サラリーマン以上の魅力」があることに気がついてくれればと思いました。

      返信

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