【100万円からの投資・資産運用】投資方法理論編:現代ポートフォリオ理論は万能か? 

100万円を投資するならどうすべきか?投資の目的から投資商品を6個まで選びました。ここで投資スタートというわけにはいきません。次に考えることは投資運用方法の選択です。簡単に言えば分散投資か集中投資か?という問題です。今回は投資理論・投資方法を中心に考えてみたいと思います。

 

・分散投資か集中投資か?現代ポートフォリオ理論から考える 

昔から投資は資産三分法と言われます。不動産・株式・債券に資産を3分割して投資することです。「タマゴをひとつのカゴに盛るな」との言葉で知られています。またグローバル化した現代では国内株式・外国株式・国内債券・外国債券の4つに資産を区分して投資する方法が機関投資家の資産分散セオリーです。株価が上がれば債権は下がるので価格変動を相殺する効果があります。

ハリー・マーコウィック(1990年ノーベル経済学賞受賞)はこの分散投資に数学的に証明してみせました。平たくいうと完全に正反対の銘柄を組み合わせるとリターンをそのままにリスクをゼロに出来る。すこしでも動きの違う銘柄同士ならリスクは減るということです。(数学的に言うと分散=リスクと傾き=リターンが独立している)

その後ウィリアム・シャープ(1990年ノーベル経済学賞受賞)は「アクティブな投資家は平均的には市場平均を上回ることが出来ない」と指摘。
世界の株を世界の投資家が100%保有している。⇒よって株式投資家の平均的なリターンは株式市場平均リターンと同じになる。⇒ここからバッシブな投資家の利益を引いたものがアクティブな投資家の利益になる。⇒市場全体に投資するバッシブ投資家の得る利益は当然市場平均と同じになる。それならば当然何も残らない。ゼロである。
この論法で「最適な株式ポートフォリオとは市場全体に投資すること」と結論と導きました。

これで市場が拡大し成長し続けるならばその成長分の利益は得られることになります。しかし市場が低迷すると同じだけ損失が出るという意味とも同じです。ここでのポイントは投資する市場が投資をスタートした時から成長し続けることが成功の条件です。

しかし、まとまったお金がないと不動産から株式、債権債権まで投資はできません。100万円で投資、資産運用をスタートしようとうするならどうすればよいのでしょうか?

・投資の資金・元本はどれだけ必要か?金融技術の発達でここまで出来る

投資の資金は多ければ多いほど安全に運用を出来ます。年に10万を投資で稼ごうとすると100万円の資金では年10%の運用をしなければなりません。しかし1000万円の資金で投資すると年1%の運用で達成できます。これが投資にはある程度まとまったお金がないと運用する意味がないといわれる理由です。

しかし、レバレッジで準備した投資金額以上の金額を投資する事が現代では出来る金融商品もあります。その代表がFXです。反対に1000万以上の現金が無ければ投資出来なかった不動産にも、REIT(不動産投資信託)を利用することで10万円単位で不動産投資にアクセス出来るようになりました。

まとまったお金が無いと出来きない投資対象は金融技術の発達で今後も無くなっていくでしょう。
いろいろな金融商品に分散投資もまとまったお金が無くても出来ることは解りました。そこでもう少し分散投資を広げてみます。

・時間の分散。積立投資、ドルコスト平均法は万能か? 

ドルコスト平均法が最も時間の分散で効果的です。平たくいえば積立投資です。ここでは購入金額を決めて投資するのをドルコスト平均法、購入数量を決めて投資するのを積立投資として話をすすめていきます。

ドルコスト平均法

値動きのある金融商品に投資購入する場合、毎月一定金額を購入することで毎月一定の数量を購入する場合よりも結果として安い価格で購入できるメリットがあります。

積立投資

こちらもドルコスト平均法と考え方は一緒です。毎月購入する数量を決めて値動きに関係なく数量を積み立てていく投資方法です。

これは投資商品が将来上がるが下がるか解らないという前提になっています。当たり前ですね。それが解れば苦労はしません(^_^;) 一見、必勝の投資方法にも見えますが、投資する市場、商品が値下がりしていくならば高値つかみになってしまいます。後からまとめて買ったほうが良かったという事になります。

相場が上がっても下がってリターンは投資商品市場の成長しだいになります。

・現代の投資環境は?現代でも分散投資は価値があるのか?

レバレッジをかけて投資対象を分散しドルコスト平均法で投資金額を分散するのが最も有効な戦略となります。ほんとうにそうなのでしょうか?

グローバル化とは世界は一つになっているといことです。アルゴリズム取引、コンピューター取引は、世界同時株安やトリプル安(株、債券安、為替)など世界はひとつの経済事例はたくさんあります。ここ数年の最も大きな経済事件はサブプライム問題でしょう。どのときは全世界の株価が暴落し、為替の通貨はすべて円安に振れました。

これではサブプライム問題が発生する前から投資した人は、どんな分散投資をしていても大きな損失を負いました。

またサブプライム問題がなくても市場平均のリターンしか得られません。

現代ポートフォリオ理論は反対に以下の事を教えてくれます。

市場平均以上のリターンを狙うなら、
レバレッジをかけて投資対象を集中して選び、投資金融商品を底値で買う、という当たり前の事実です。

・まとめ(投資方法理論編)

結局は投資で必勝の方法、運用方法はないという当たり前のことです。あればみんな億万長者になっています。聖杯はないのです。しかしお金が数字ならば考え方があります。
0=ゼロに近いものを買う。数字は0=ゼロにはならない。0=ゼロになる時は市場がなくなるとき。市場が無くならないのならば‥‥。

1.ゼロに近いものは上がる。
2.品質、効果が同じならば安いほうが良い。

「安い物を買って高く売る」という当たり前の経済原則です。

前の記事、お話しで「投資の目的」「金融商品」について書きました。今回は「投資運用理論」について述べました。次回はいよいよ、これらをふまえた中で「100万円の具体的運用方法」について考えてみます。
今回の記事、お話しが読まれた方の資産運用のヒントになれば幸いです。

 

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